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ご挨拶

 航空宇宙技術研究所では、革新が著しい情報技術の成果を取り入れて、21世紀の数値シミュレーション技術の研究開発の中核設備として相応しい計算機システムとして数値シミュレータIIIの構築を進めています。このシステムは、2002年10月1日に中核計算機として新たなスーパーコンピュータを導入し、基本的なハードウェアとソフトウェアが整うこととなりました。
 これに伴い、これまでの計算機システムでありました数値シミュレータIIの中核計算エンジンとして1993年から9年余りにわたって稼働を続けてきました数値風洞「NWT」は、2002年7月18日をもって運用を終了致しました。数値風洞は元数理解析部長であった故三好甫氏が精魂傾けて開発をリードし、富士通鰍フ協力を得て開発されたセンター運用を前提とした世界で最初の分散主記憶型ベクトル並列計算機です。その性能は当時の最先端のスーパーコンピュータの性能を大きく越え、世界的にも高く評価されました。その後、所内外の研究者、技術者のたゆまない努力の結果、高い稼働率のもと、数値シミュレーション技術、計算機利用技術、計算機運用技術等において多くの成果を生み出してきました。これらの成果をまとめておくことは、今後の数値シミュレーション技術の研究開発を進めていく上でも重要なステップになるととともに、貴重な資料になると考えました。
 本報告書は、数値風洞を利用して技術開発を進めてこられた内外の研究者のご協力を得て、これらの成果の概要をまとめたものです。時間的な制約もあり、不十分な点も多々あるかと思いますが、活用いただけると幸いです。末筆になりましたが、本報告書作成にご協力いただきました方々に心から感謝致します。

独立行政法人
航空宇宙技術研究所
CFD技術開発センター
センター長  岩宮 敏幸
電話番号 0422-40-3300 
E-mail iwamiya@nal.go.jp


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