JAHPFとは


JAHPF(HPF合同検討会)とは

設立の趣旨
HPF(High Performance Fortran)言語は従来のFortran言語に最小限の 付加的指示で並列化を可能にすることを目指したデータパラレル言語である。 その言語仕様は1991年より米国を中心とした産学の代表者による HPFF(High Performance Fortran Forum) によって検討された。 現在、HPF2及びApproved Extensions (基本仕様ではないが実装されることが 望まれる公認拡張仕様) が公開されている。

HPFの言語仕様は、並列コンパイラの研究開発を行う技術者が中心となって 検討されてきた。このため、HPFをユーザにとって本当に使いやすいものに するためには、ユーザがHPFを実際に使ってみた際の不十分な点を 言語仕様や処理系にフィードバックする必要がある。

我が国においても積極的、主体的にHPFの言語仕様決定に参画するとの観点から、 ユーザである国内の大学、国立研究機関等のアプリケーション研究者・開発者24名、 及び富士通、日立製作所、日本電気3社の計算機言語・コンパイラ開発者26名 (計40名)が参加したインフォーマルな「HPF合同検討会」 (JAHPF:Japan Association for HPF) が発足し、 科学技術計算用の並列言語を検討することになった。

検討内容
JAHPFではHPFの基本仕様は変更せず、Approved Extensionsを見直して 本当に必要な機能の実用化を図り、検討された拡張仕様を積極的にHPFFに 提案していく考えである。

また、提案された仕様(機能)は少なくとも日本の計算機メーカーにおいては きちんと実装したいとの立場から、JAHPFの計算機メーカー側会員は JAHPF仕様の機能を自社製品に取り込む努力を義務付けられている。


「HPF合同検討会」趣意書

1997年1月

 科学技術計算分野において高速性を追求すると,並列計算機に頼るらざるを得ない. しかし,並列計算機の現状は,システム管理・運用技術,並列言語・コンパイラ技術, 並列プログラミング支援技術などの利用技術の未熟さから, 十分に使いこなされているとは言い難い.利用技術の中でも, 利用者にその高速性を保証するという視点から, 特に並列言語・コンパイラ技術が重要である.並列言語・コンパイラ技術の向上を 図るには,まず核となる並列言語について検討する必要がある.

 以上の認識に基づいて,アプリケーション研究者・開発者及び言語・ コンパイラ開発者から構成される「HPF合同検討会」 (JAHPF:Japan Association for HPF)を設置し, 科学技術計算用の並列言語を検討することとしたい.

 「HPF合同検討会」の目的は,HPF(High Performance Fortran)を ベースとし,以下の3条件を満たす並列言語仕様を確立することである.

− 以上 −

「HPF合同検討会」の現在までの経緯

1996年7月〜12月
(財)高度情報科学技術研究機構 三好副理事長(現、地球シミュレータ 研究開発センター長)の発案により、富士通(株) 、日立製作所(株)、 日本電気(株)の3社の言語・コンパイラ有識者が集まり、「HPF合同検討会 (準備会)」を開催。
1997年1月
アプリケーション研究者、開発者の参加を得て 「HPF合同検討会 (JAHPF)」を発足、拡張仕様の検討を開始。(開催頻度は2回/1ケ月程度).
1997年2月
First HPF Users Group Meeting(開催地:米国New Mexico州SantaFe) にJAHPFの代表者が参加し、JAHPFの活動を発表。
1997年7月
HPF仕様提案を作成、 HPFFに提案し、標準仕様として採用を働きかける予定。

HPF合同検討会メンバ一覧(2001年1月23日現在)

(氏名ABC順) 以上50名(事務局含む)
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e-mail :
jahpf-office@tokyo.rist.or.jp