- 日時 : 1999年07月14日(水) 13:00〜16:30
- 場所 : 財団法人 高度情報科学技術研究機構(中目黒) 大会議室
- 出席者:
- 柄谷 和輝 (高度情報科学技術研究機構)
- 林 康晴 (日本電気)
- 岩下 英俊 (富士通)
- 小林 篤 (日立製作所)
- 升本 順夫 (東京大学)
- 松元 亮治 (千葉大学)
- 松尾 裕一 (航空宇宙技術研究所)
- 中村 壽 (高度情報科学技術研究機構)
- 中村 孝 (航空宇宙技術研究所)
- 布広 永示 (日立製作所)
- 太田 寛 (日立製作所)
- 岡部 寿男 (京都大学)
- 奥田 洋司 (横浜国立大学)
- 坂上 仁志 (姫路工業大学)
- 左近 彰一 (日本電気)
- 妹尾 義樹 (日本電気)
- 新宮 哲 (日本原子力研究所)
- 末広 謙二 (日本電気)
- 末安 直樹 (富士通)記
- 高橋 正樹 (日本原子力研究所)
- 横川 美津夫 (日本原子力研究所)
- 阿南 統久(横浜国立大学)(オブザーバ)
- (事務局)秦 万美子 (高度情報科学技術研究機構)
- (事務局)高橋 由香 (高度情報科学技術研究機構)
以上24名
- 配布資料
- 第19回HPF合同検討会議事次第(事務局)
- 第18回HPF合同検討会議事録(案)
- 3次元非構造格子のデータ並列オーダリングに関する研究 (奥田氏)
- WG2作業 (坂上氏)
- HPF動作環境の標準化について (岡部氏)
- NAS Parallel ベンチマークのHPF化 (その3) (太田氏)
- 広報活動 (秦氏)
- 前回議事録確認
特になし。
- 検討議事
- 3次元非構造格子のデータ並列オーダリングに関する研究 (奥田氏)
- EBEスキームのプログラムのHPF化およびVTクラスタでの実行が報告された。
- FEMは、性能が接点番号付けに強く依存する。
- VTクラスタ(alpha@600MHz x 16台)上でDigital FORTRAN 90を利用した。
- 簡単なプログラムで計算時間を測定したが、不可解な結果であった。
- 配列全体でなく、配列要素を集計変数にしたいという要望がある。
→ この例では、NELのループで配列全体のreduction(sum)が適用できるはず。
- 要素の間接アクセスのコストを抑えるためにtime-step間でindirect-listが
変化しないという特性を利用する必要がある。
- WG2(ユーザアプリ)進捗状況報告 (坂上氏)
- ベンチマーク(カーネル)コードの性能評価に関しては、ベンダ側で行なって欲しい。
- ユーザコードに関しては、ユーザ主体でHPF化および性能評価を行なう。
- 京大等のアカウントをRISTと協議の上取得する方針とする。
- チューニングできる環境が整っていない場合は、ベンダーのきめ細かなサポートが
必要であり、対応して欲しい。
- 現在候補となっているアプリは、3件である。
→ 自己重力を含めたMHDを加えて欲しい。(松元氏)
- HPF動作環境の標準化について (岡部氏)
- 本来の言語仕様に実装依存の部分があり、標準化が必要とされる。
- 性能まで含めた移植性が求められる。
- 実行環境等も含めた広義の言語仕様に関しても、統一をお願いしたい。
→ ベンダー各社は、これらの問題/要望への回答を用意すること。
- NAS Parallel ベンチマークのHPF化について (太田氏)
- NAS Parallel ベンチマーク(EP,CG)のHPF化が報告された。
- 分散対象となる変数が無い場合、ループ分散を直接的に指示したい。
- デフォルトをnewとする仕組みが欲しい。
- EPでは、性能がMPIよりHPFのほうが数%良かった。
- 間接参照が分散次元に現れないようにする工夫が有用である。
- CGでは、性能がMPIよりHPFのほうが20〜73%良かった。
ベクトル長が長くなるためだと思われる。
- 広報活動について(秦氏)
- 「High Performance Fortran 2.0 公式マニュアル」の発行を、アナウンスした。
- 新聞発表(日本工業新聞 7月6日付け)
- 各種メーリングリスト(hpc-announe,swopp他)
- 学会誌書評 (予定)
- 各メーカのユーザー会 (予定)
- 事務連絡
- 次回JAHPFは,1999年10月13日(水) RIST中目黒にて。
(その後、10月20日 浜松町にてに変更された。)
以上