- 日時 : 1998年10月6日(火) 13:00〜16:30
- 場所 : 財団法人 高度情報科学技術研究機構(中目黒) 大会議室
- 出席者:
- 柄谷 和輝 (高度情報科学技術研究機構)
- 林 康晴 (日本電気)
- 岩下 英俊 (富士通)
- 三好 甫 (地球シミュレータ研究開発センター長)
- 水見 俊介 (日立製作所)
- 中村 壽 (高度情報科学技術研究機構)
- 中尾 雅弘 (三菱重工業)
- 布広 永示 (日立製作所)
- 太田 寛 (日立製作所)
- 大竹 和生 (気象庁)
- 岡部 寿男 (京都大学)
- 坂上 仁志 (姫路工業大学)
- 左近 彰一 (日本電気)
- 末広 謙二 (日本電気)
- 末安 直樹 (富士通)記
- 高橋 正樹 (地球シミュレータ研究開発センター)
- 高橋 俊 (日立製作所)
- 谷 啓二 (地球シミュレータ研究開発センター)
- (事務局)秦 万美子 (高度情報科学技術研究機構)
- (事務局)高橋 由香 (高度情報科学技術研究機構)
以上20名
- 配布資料
- 第16回HPF合同検討会議事次第(事務局)
- 第15回HPF合同検討会議事録(案)
- NAS Parallel ベンチマークのHPF化 (太田氏)
- SC98配付チラシ(案) (秦氏)
- 前回議事録確認
モジュール変数の再マッピングの性能を向上させるための仕様をベンダー側が提示する件は、継続とする。
- 退会者について
- 高村氏(富士通)が、退会された。
- 荻津氏が、イリノイ大学へ赴任されたが、退会する必要はないことになった。
- 検討議事
- WG1進捗状況報告
- 計3回のWG1ミーティングをもち、懸案事項についてはすべて合意できた。
- HPF/JA 1.0版(和文)は、今回のJAHPFには間に合わなかった。SC'98までにはまとめるつもりである。
- HPF/JA 1.0版(英文)は、WG1で英訳し、来年2月完成を目標とする。
- WG2進捗状況報告
- 下記のプレゼンテーション資料をWebに登録した。
- Benchmarks and Evaluation for HPF/JA (HUG,坂上氏)
- データ並列言語HPFの拡張機能仕様HPF/JA (SWoPP,坂上氏)
- Webページのアクセス状況も提示して欲しい。
→ サーバを管理しているRISTの協力を得て、提示するつもりだ。
- WG3進捗状況報告
- 坂上氏が、Impact3DをCenju上で実行した結果について発表した。
- サブルーチン境界で再分散させた場合と、そうでない場合について比較し、
32プロセッサにおけるspeedupが、前者が22、後者が4であった。
→ 明示的に再分散しない場合は、各ループの前後で再分散が起きるため
性能が低下していると考えられる。(末広氏)
- 今後も、このような経験を積むため、数本のプログラムを試す予定である。
- 外部発表報告
- SWoPP98における"データ並列言語HPFの拡張機能仕様HPF/JA"の発表について、坂上氏が報告した。
- 実際に走らせて性能が出るかどうかを早く知りたいという意見が多かった。
- 早く目に見える成果が必要であることを痛感した。
- SC'98にRISTが出展する予定であることを、秦氏が報告した。
- JAHPFに関して、パネル展示とチラシ配付を行う。
- 参加者は、岩下氏(富士通)、末広氏(NEC)、中村氏(RIST)、柄谷氏(RIST)、秦氏(RIST)の予定である。
- NAS Parallel ベンチマークのHPF化について
- 太田氏により、NAS Parallel ベンチマーク(FT)のHPF化が報告された。
- NPB3では、HPF版となる予定らしいが?
→ 予定はないようだ。
- 太田氏によりHPF化されたプログラムは、公開できるか?
→ 公開できる。
- 工数は?
→ FTの場合、約半日であった。SEQUENCE指示文を指定するのに手間がかかった。
- 今後の活動について(坂上議長)
- WG1以外の活動が低調であり、JAHPF自体がしりすぼみになりそうだ。
- FTの場合のようにベンダー側でHPF化したソースコードが公開できるなら、
このような作業を具体化していくべきだと思う。(三好氏)
- 今回のFTの様なTutorialは続けた方がいいか?
→ よい。NPBについては継続する。
- 来年開かれるHUGまでに、次の目標を実現したい。(坂上氏)
- HPF/JA仕様で具体的に高速化した例を示す。
- それは、三社で共通のHPFソースであることを示す。
- JAHPFのロゴについて(秦氏)
- 数パターンの中から投票を行い、ロゴを決定した。
- パターンは、基本的に、白黒(グレースケールなし)とカラーの2方式とする。
- 会員には、eps版とgif版を提供する。
- 使用上のルールは、
"JAHPFロゴは原則として、JAHPFの活動およびHPF/JA仕様に関わる時にのみ使用することができる。"
とする。
- 出版について(秦氏)
- Springerに問い合わせ中だが、いい返事が貰えない場合はRISTから出版するつもりだ。
その場合、ISBNコードは、採らないことになる。
- 内容は、HPF2.0和訳に付録でHPF/JA日本語を加えたものとなる。
- 一冊5000円程度で、約300部を刷る予定でいる。
- 事務連絡
- 次回JAHPFは,1999年1月14日(木) RIST中目黒にて。
以上