- 日時:1998年7月8日(水)13:00〜16:30
- 場所:財団法人 高度情報科学技術研究機構(中目黒) 大会議室
- 出席者:
- 柄谷 和輝 (高度情報科学技術研究機構)
- 林 康晴 (日本電気)
- 岩下 英俊 (富士通)
- 神谷 幸男 (富士通)
- 河合 伸一 (地球シミュレータ研究開発センター)
- 小林 篤 (日立製作所)
- 升本 順夫 (東京大学)
- 松元 亮治 (千葉大学)
- 水見 俊介 (日立製作所)
- 中村 壽 (高度情報科学技術研究機構)
- 中尾 雅弘 (三菱重工業)
- 布広 永示 (日立製作所)
- 荻津 格 (東京大学 物性研究所)
- 太田 寛 (日立製作所)
- 大竹 和生 (気象庁)
- 岡部 寿男 (京都大学)
- 坂上 仁志 (姫路工業大学)
- 左近 彰一 (日本電気)
- 妹尾 義樹 (日本電気)
- 末安 直樹 (富士通)
- 高橋 俊 (日立製作所)
- 高村 守幸 (富士通)
- 渡辺 国彦 (核融合研究所)
- (事務局)秦 万美子 (高度情報科学技術研究機構)
- (事務局)高橋 由香 (高度情報科学技術研究機構)
以上25名
- 配布資料
- 第15回HPF合同検討会 議事次第
- 第14回HPF合同検討会 議事録(案)
- HPFベンチマーク (水見)
- 3次元粒子コード(差分)、2次元電磁波コード(FFT)
- HPFベンチマーク(その1、その2)の考察 (岩下)
- HPF2.0日本語訳 出版に関する打ち合わせ 議事録(案) (事務局)
- HUG98報告資料
- 新規会員紹介
高橋 正樹氏(地球シミュレータ研究開発センター)が紹介された。
ユーザ会員として参加。
- 検討議事
- WG1報告(太田)
- HPF2.0日本語訳が完成し、出版する予定である。
- HPF/JA仕様は、最後の詰めの段階。
- WG2報告(末安)
6/2に、公式Webページ公開。内容は、
英語ページもあり。
- WG3報告(坂上)
新たに2本のベンチマーク。
今のところ、分野がプラズマに片寄っている。FEMのコードなども欲
しい
- HPFベンチマーク(水見)
- 3次元粒子コード(プラズマ解析、差分法)
- 粒子配列での分割による並列化を選択(格子配列は重複して持つ)
- 粒子の数は少ない(格子当り3つぐらい)
以下質疑応答
- 場の計算のないコード。
簡略化しすぎ(完全並列でリダクションもない)
- 多次元の場合、格子当りの粒子数は一般的に少ないの
で、メモリ効率を考えると本当は格子で分割したい。
その場合、粒子番号でループを回すと、
格子はリストアクセスなのでベクトル化しても速くな
らない
→格子で回せばええんやないか(粒子は最悪全コピー)
→プログラムの書き換えが必要
- MAXWELソルバ(2次元電磁波解析、FFT)
- FFT→場の計算→逆FFTの時間発展ループ
- FFTは1次元目、場の計算は3次元目で分割するため転置
のデータ転送が入る。
→場の計算は、1次元目の添字に関して複雑なループが
幾つかはいるため。
以下質疑応答
- ALL COPYデータやNEW変数に関して、JA標準の書き方を
ベンダ側が提示する必要あり。
- HPFベンチマーク(その1、その2)の考察(岩下)
- モジュール変数の再マッピング
仕様上は可能だが性能が出ないので、現状では異なるマッピ
ングの配列を2つ用意して、コピーした方が良い。
→ベンダーで、RANGE指示文のような、性能向上のための仕様
をまとめ、次回提示する。
- 明示的引用仕様の書き方
- Interfaceブロックを書く
- モジュール手続にする。
→モジュールに、INCLUDE文を書くことで、モジュール
手続にするのがユーザにとっては一番楽。
- Interfaceブロックを集めたモジュールを作り、それをUSEする
- 大きさ可変のSHADOW
書けるが、翻訳時に大きさが分らないので、性能が出しづらい。
REFLECT指示文とセットでなら有効。
- 逐次手続の並列呼出
検討中
- HPF2.0日本語訳出版について(事務局)
- 権利関係、費用/収入の取扱い確認
- 構成は、HPF2.0+公認拡張の日本語訳に、付録として、
HPF/JA1.0をつける。
→出版に間に合うようにHPF/JA1.0の仕様を固める。
HPF/JA仕様中には、公認拡張の取捨も入れる。
- HUG報告(坂上、妹尾、岡部)
妹尾氏から、HPF User Group Meetingの参加報告があった。
- その他
外部発表予定-(SC98)- (事務局)
RISTのブースで、JAHPF紹介のパネルを出すことができる。
- 事務連絡その他
- ユーザからの質問は、jahpfメーリングリストで受け付ける。
→議論が細かくなってきたら、jahpf-techメーリングリストへ
- 各社のマシン上での評価が望まれる
- JA拡張の効果を確認するため、VPP FortranのHPF/JA相当機能で記述
すると、どのくらい効果があるかのデータが欲しい。
- 次回は、10月6日(火)
以上