- 日時 : 1998年1月14日(水) 午後1:00-4:30
- 場所 : 財団法人 高度情報科学技術研究機構(中目黒) 大会議室
- 出席者:
- 柄谷 和輝 (高度情報科学技術研究機構)
- 林 康晴 (日本電気)
- 岩下 英俊 (富士通)
- 神谷 幸男 (富士通)
- 河合 伸一 (宇宙開発事業団)
- 小林 篤 (日立製作所)
- 三好 甫 (地球シミュレータ研究開発センター)
- 中村 壽 (高度情報科学技術研究機構)
- 布広 永示 (日立製作所)
- 大竹 和生 (気象庁)
- 岡部 寿男 (京都大学)
- 岡田 信 (富士通)
- 太田 寛 (日立製作所)
- 坂上 仁志 (姫路工業大学)
- 左近 彰一 (日本電気)
- 妹尾 義樹 (日本電気)
- 清水 鉄也 (理化学研究所)
- 末広 謙二 (日本電気)
- 末安 直樹 (富士通)(記)
- 高橋 俊 (日立製作所)
- 高村 守幸 (富士通)
- 谷 啓二 (宇宙開発事業団)
- 渡辺 国彦 (核融合研究所)
- (事務局)秦 万美子 (高度情報科学技術研究機構)
- (事務局)高橋 由香 (高度情報科学技術研究機構)
以上25名
- 配布資料
- 第12回HPF合同検討会議事録
- 第13回HPF合同検討会議事次第(事務局)
- 第13回HPF合同検討会配布資料一覧(事務局)
- HPF/JA言語仕様書(Ver.0.9) (WG1)
- IWIA発表資料 (妹尾氏)
- 荻津先生のCar-Parrinello法プログラムのHPF化 (高橋氏)
- HPFによる大規模シミュレーション (高橋氏)
- 新規会員紹介
柄谷 和輝氏 高度情報科学技術研究機構
が紹介された。
- 検討議事
- WG1活動状況報告
- HPF2仕様書の日本語訳
公認拡張を含めた和訳が完了した。まだ用語や文体の統一が済んでいないが、
JAHPFのホームページで公開する。
- HPF/JA言語仕様書
0.9版が完成した。
ユーザが評価用のプログラムを記述するには十分ではあるが、
実装側から見るとさらなる検討が必要である。
著作権表示に問題があれば、妹尾氏に連絡して欲しい。
前回からの変更点は次のとおり。
- REDUCTION種別にFIRSTLOCとLASTLOCを取り込んだ。
- 通信スケジュール再利用の構文を明確化した。
- REMOTE指示文は、キーワードを変更した。また、機能を縮小した。
- WG2活動状況報告
- HPF2仕様書の日本語訳が加わった。
今後は、HTML化を進める予定。
- 外部発表資料を追加したい。
候補としては、HUG(Santa Fe)、IWIA、SWoPPでのチュートリアルなどがある。
- JAHPFでのチュートリアルも追加したい。
- WG3活動状況報告
- 荻津氏のCar-Parrinello法プログラムのHPF化(高橋氏)
- 妥協版(言語仕様を現状の処理系に合わせた)は完成した。
- 分散されたループからのサブルーチンコール
⇒ この例では、ON指示文 + RESIDENT指示文(またはF77_LOCAL外来仕様)
を使って記述すると良いであろう。
PUREがあれば、入出力が起きないことが保証されるため、なお良い。
- HPFによる大規模シミュレーション(高橋氏)
- 隣接計算のために、シャドウとREFLECT指示文を用いた。
⇒ 処理系がスマートなら、REDUCTION節だけで十分だと思う。
- 隣接でのSend/ReceiveのためにREFLECT指示文を用いた。
- 粒子の移動はMPIと変らないくらい煩雑なコードとなる。
⇒ この例では、HPF化の記述を加えるよりも、抽象度の高い記述のままで
処理系に任せた方がよいのではないか。
⇒ この煩雑な処理はソート&再分散を行うライブラリを作れば、それに閉じ込めることができる。
- 外部発表について
- IWIAでの発表について(妹尾氏)
IWIAで行った発表について、報告があった。
- 京都大学大型計算機センターでのHPF処理系に関する講演について(岡部氏)
JAHPFの活動を発表することが承認された。
協賛にJAHPFを加えることが承認された。
- HPF User Group Meeting (HUG'98)について(妹尾氏)
6/25〜26にかけて、ポルトガルで開かれる。
JAHPFからも参加/発表したいと考えている。
- 物理学会シンポジウムについて(渡辺氏)
並列言語の将来像でJAHPFに言及する。
- 事務連絡
次回の総会は98年4月8日(水) 1:00-4:30 にRIST(中目黒)で行なう。
以上