第3回 HPF合同検討会 議事録

  1. 日時: 1997年3月5日(水) 13:00〜16:30
  2. 場所: 財団法人 高度情報科学技術研究機構(中目黒) 大会議室
  3. 出席者: 以上28名
  4. 配布資料
  5. 議事
    1. HPF仕様の概要  
      末広会員と林会員より,HPF仕様(High Performance Fortran Language Specification)のうち以下の項 目について説明があった.
        
      ※()内の番号は第1回目からの通し番号   
       (7)Extrinsic 手続きに関する公認拡張仕様   
       (8)組込み手続およびライブラリ手続   
       (9)組込み手続およびライブラリ手続に関する公認拡張仕様   
       (10)非同期入出力に関する公認拡張仕様
    2. 「HPF合同検討会会員基準」および新規会員について  
      「HPF合同検討会会員基準」の案が会員全員に承認され,正式な「会員基 準」になったことを報告した.  
      この会員基準を基に,新たに入会を希望している以下の者についてJAHPFへ の参加を認めるかどうか 決をとったところ,出席者全員の賛成を得た.また, 欠席者については事務局から賛否を問うこととなった.
          
      希望者名: 三浦 謙一     
      所属  : 富士通株式会社 HPC本部 副技師長     
      職務  : HPFを用いてアプリケーションを並列化してその有効性を 確認・評価している.     
            本検討会にはユーザの立場として参加したい.
    3. HPF User Group Meeting 報告  
      米国ニューメキシコ州サンタフェにおいて開催された第1回HPF User Group Meeting(以下UGM)に ついて,参加した妹尾会員,太田会員,末安会員より報 告があった.  
      UGM でJAHPFについてのプレゼンテーションをしたところ反響があった.多 くの先端ユーザーとベ ンダー3社が共同で仕様の検討を進めていることに対し て評価されたとのこと.又,UGMからJAHPF に以下の要請があった。
          
      • HPF User Group アジア地区 Chairman を決めてほしい.   
           ⇒ ベンダー側およびユーザー側からそれぞれ一人ずつ選出するとい う案がだされた。選出方法については次回までに妹尾会員が案を作成.   
      • JAHPFのホームページを作って仕様等の情報を発信してほしい.   
           ⇒ ホームページ作成、管理体制について次回までに妹尾会員が案を 作成.   
      • 来年のUGMは欧州で開催されるが,さ来年はアジア地区を代表して日本で UGMを開催し、その主催をJAHPFが行ったらどうか.   
           ⇒ 次回以降JAHPFで検討する必要がある.
    4. 次回以降の会議の進め方  
       三好会員より,次回以降は仕様の検討に入るが,仕様拡張の提案とapproved extension の選択の議論は 基本的に第1回から3回までに仕様の概要説明を担 当したベンダーがその部分についての提案をしたら どうかとの案がだされた. 例えば以下の様になる.詳細な分担と進め方は各社が相談の上決めることと な った.仕様の提案はユーザー側からも出して貰うよう要請があった.
          
      第4回  第1回説明分の議論(担当:富士通)     
      第5回  第2回説明分の議論(担当:日立)     
      第6回  第3回説明分の議論(担当:日本電気)
        
      また、仕様の決議方法の案を次回までに妹尾会員が作成することになった.
  6. 事務連絡 次回は予定通り3月18日(水)13時から高度情報科学技術研究機構にて 開催する. 以 上 
以上 -->