第2回 HPF合同検討会 議事録

  1. 日時: 1997年2月12日(水) 13:30〜17:00
  2. 場所: 財団法人 高度情報科学技術研究機構(中目黒) 大会議室
  3. 出席者: 以上28名
  4. 配布資料
  5. 議事
    1. HPF仕様の概要
      太田会員と小林会員から,HPF仕様(High Performance Fortran Language Specification)のうち以下の 項目について説明があった.
      ※()内の番号は第1回からの通し番号
      (3)副プログラム境界でのデータマッピング
      (4)INDEPENDENT指示文および関連の指示文
      (5)データおよびタスク並列に関する公認拡張機能
      (6)Extrinsicプログラム単位(呼出し元)
    2. HPF合同検討会会員基準について
      HPF合同検討会会員基準について三好会員から提案があった.
      「HPF合同検討会会員基準(案)」
      1. JAHPFの会員(以下会員と略記)は計算科学および 計算機技術の研究開発に従事する者とする。
      2. 会員はHPF仕様の高度化、HPFコンパイラ高性能化、 HPFコンパイラ技術の高度化に努める。
      3. ベンダー側会員はHPFのJAHPF仕様を自社製品に 取り込む努力をする義務を負う。
      4. ユーザー側会員はHPFのJAHPF仕様の宣伝・普及に努める義務を負う。

      これををもとに以下の様な議論がなされた.
          
      • ベンダー側はユーザがβバージョンを出来るだけ早く利用出来るように するなど、利用環境を整える必要がある.   
      • JAHPFコンパイラが出来上がった暁には、ユーザ側はJAHPF仕様を自らの 研究・開発に取り込む努力をする.そのときコンパイラに改善すべき所が あれば、ベンダーに投げかけ、ユーザ・ベンダー   相互にHPFプログラム技 術の高度化に努める.そのため、予定している合同検討会(6回)が終わっ    てもこの組織は存続させる.   
      • 新規会員の承認は全会員の賛成を必要とする.   
      • 会員の脱会は自由とする.   
      • この組織のメンバーは各個人の学識経験により参加しているため代理出 席はありえない.   これらの意見を踏まえ,次回までに三好会員が再度「案」を作成することと なった.
    3. 検討内容の決定権の所在について
      この組織はボランティアの組織であり,特定の誰かに絶対的な権限が あるわけではない.すべての会 員に同等の権限がある.また, 事務局は取りまとめ役であり,何の権限も持たない.
    4. 会員同士の連絡について  
      下記のメーリング・リストを利用すれば本会の40名全員に連絡がとれる.  
      jahpf@csl.cl.nec.co.jp
  6. 事務連絡 遠方から来る会員の中には,その日のうちに帰る都合上終了時刻が17時で は困る人がいるため,次 回以降は開始時刻を30分繰り上げて13時,終了時 刻を16時30分とすることとなった.

    次回は3月5日(水)13時から高度情報科学技術研究機構にて開催する.
以上 -->